麻酔の不安なく、体の奥まで“立体的に”見る。
これまでCT検査は全身麻酔が必要であり、特に高齢や心臓・腎臓にリスクがある子には大きな負担でした。
ノア動物病院では、麻酔をかけずに全身を撮影できるCT設備を導入しています。
わずか数十秒で体全体を撮影でき、臓器や骨の状態を立体的に把握することが可能です。
「麻酔が心配だから検査をあきらめる」――
そんな選択を減らしたいという思いから、この検査を始めました。
CTってどんな検査?
CT(コンピュータ断層撮影)は、X線を使って体をさまざまな角度から撮影し、その画像をコンピュータで立体的に再構築する検査です。
レントゲンのように「平面で影を見る」のではなく、体の中を輪切りにして立体的に観察できるのが特徴です。
これにより、臓器や骨の位置関係・大きさ・形の異常をより正確に把握できます。
たとえば腫瘍の大きさや広がり、内臓の奥の異常、レントゲンでは重なって見えない部分の病変まで確認できます。
エコーやレントゲンだけでは判断が難しいケースでも、CTを組み合わせることで診断の精度が飛躍的に向上します。
ノア動物病院では、こうした画像診断の“掛け合わせ”による総合評価を大切にしています。
無麻酔CTでわかること
心臓・血管の異常
骨・関節の異常/ヘルニア、関節疾患
腫瘍の早期発見/肺・肝臓・脾臓・腎臓など
歯科領域 /歯周病・顎の異常など
全身スクリーニング/健康チェックとしても有効
見えない不調を見つける。それが、検査の役割です。
無麻酔で本当にじっとしていられますか?
ただし、性格や体格、症状によっては麻酔が必要な場合もあります。
激しく動いたり暴れたりする場合は、安全のため撮影を中止することもあります。
検査中に痛みはありますか?
どんなときにCTを受けるべきですか?
ご予約について
CT検査は完全予約制です。
また、ご予約は必ずお電話でお取りください。
他院からのご紹介の場合は、紹介状をFAXまたはメールでお送りいただき、必ずお電話でもご連絡ください。
検査の流れ
ご予約
必ずお電話でご予約ください。
他院からの紹介の場合は、FAXまたはメール送付後にお電話をお願いします。
城東センター病院
tel. 055-233-4126
平日:午前10時〜午後7時(受付終了:午後6時30分)
土日祝:午前10時〜午後6時(受付終了:午後5時30分)
受付・問診
症状や体調、撮影の目的を確認します。
性格や体格によっては、麻酔が必要になる場合があります。
撮影
体をやさしく固定し、保定具を使って安全に撮影します。
撮影時間はわずか数十秒で、多くの子は麻酔なしで実施可能です。
結果説明
撮影後、獣医師が画像を確認し、結果をわかりやすくご説明します。