命を守るための、
いちばん確実な予防。
感染症の多くは、いったん発症すると命に関わることがあり
ます。
ワクチンはそれらを未然に防ぐ唯一の手段です。
Preventive Medicine
見た目が元気でも、犬や猫の体の中では静かに病気が進んでいることがあります。
予防医療は、将来の安心を守るためのもっとも確実な方法です。
ノア動物病院では、年齢・生活環境・体質に合わせて最適な予防プランをご提案しています。
感染症の多くは、いったん発症すると命に関わることがあり
ます。
ワクチンはそれらを未然に防ぐ唯一の手段です。
犬ジステンパー、パルボウイルス感染症、伝染性肝炎、パラインフルエンザなど
法律で義務づけられた予防接種です。国内ではほぼ根絶されていますが、輸入感染のリスクは続いています。
猫ウイルス性鼻気管炎、カリシウイルス感染症、汎白血球減少症
外に出る猫、複数飼いのご家庭では特に重要です。
接種前には必ず体温測定・心音チェック・全身状態の確認を行います。
体調に合わせて接種のタイミングを調整するため、高齢の子や持病がある場合でも安心してご相談ください。
年齢や健康状態に応じて毎年のワクチン接種による体への負担を軽減するため、前年度のワクチンの抗体が残っているか検査すること
が可能です。
十分な抗体が残存している場合は接種しない選択肢もとることが可能です。特に高齢の犬猫を飼育されている方は一度獣医師にご
相談ください。
フィラリア症は、蚊が媒介する寄生虫によって心臓や肺動
脈に寄生し、咳・息切れ・疲れやすさなどの症状を引き起
こす病気です。
発症後の治療は非常に難しく、予防が何より重要です。
フィラリアは、春から秋にかけて気温が14℃を超える時期に活動する蚊によって感染
します。
たった一匹の蚊でも感染を広げる可能性があり、感染後は数ヶ月かけて体内で成
長し、やがて心臓や肺動脈に寄生します。
見た目が元気でも体内で進行していることがあるため、予防を始める前には血液検
査で感染の有無を確認することが大切です。
もし感染した状態で薬を投与すると、体内のフィラリアが急激に死滅し、ショック症
状を起こす危険があるため注意が必要です。
予防薬は、錠剤・おやつタイプ・背中にたらすスポットタイプなどがあり、ライフスタイル
に合わせて選べます。
投薬は月に1回が基本で、蚊の活動が始まる前から始め、終息後まで継続します。
近年は温暖化の影響で冬場も蚊が活動することがあるため、通年での予防がより
安心です。
たった1回の飲み忘れが、取り返しのつかない感染につながることもあります。
ノミやマダニは、散歩や外出の際に草むらなどから寄生しま
す。
皮膚炎やかゆみ、貧血を引き起こすだけでなく、人にも感染する病
気(SFTS・ライム病など)を媒介することもあります。
ノミは気温が13℃前後でも繁殖でき、マダニは屋内外を問わずほぼ一年中活動し
ています。
「冬だから大丈夫」という油断が、重症化のきっかけになることも。
季節にかかわらず、通年での予防が安心です。
予防には、月1回の内服薬・スポットタイプ・シャンプータイプなどがあり、生活環境や性格に合わせて選べます。
フィラリア予防と一緒にできるオールインワンタイプもあり、1回の投薬で複数の病気を防ぐことが可能です。
ノア動物病院では、ワンちゃんのライフステージや生活環境に合わせて、飼い主さんのご希望に最適な予防プログラムをご提案しています。
| ノミ | マダニ | フィラリア | 線虫・鉤虫 | 年間投与回数 | フィラリア検査 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
シンパリカトリオ (オールインワン) |
○ | ○ | ○ | ○ | 12 | × |
|
ブラベクト (ノミダニ予防) |
○ | ○ | × | × | 4 | × |
|
マイフリーガード (ノミダニ予防) |
○ | ○ | × | × | 12 | × |
|
マイフリーガード (ノミダニ予防) |
○ | ○ | × | × | 12 | × |
|
フィラリア予防薬 【内服】 |
× | × | ○ | ○ | 12 | ○ |
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